プロが教える! スパイン調整ってなあに? その効果は?

ゴルフ

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この記事では、【シャフトのスパイン調整】について解説したいと思います。

シャフトスパインとは

スパインとは背骨の意味で、シャフト製造過程でどうしても出来てしまう一本の(複数本の場合もあり)硬い筋のことを指します。

アドレスした時のスパインの場所によってスイング中のシャフトのしなり方が変わってきます。その違いを利用して球筋や振り心地の調整に利用しよう!というのがスパイン調整です。

カーボン/スチール問わずスパインはあります。アメリカでは【ピュアリング】と呼ばれ当たり前の様に調整が行われているという話もよく耳にします。

どれ位の効果があるの?

スパイン調整という言葉が無い時代から、敏感なプロゴルファー達の中ではどうやらシャフトの向きによって球筋が変わるようだぞというのはまことしやかに囁かれていた様です。

ドローを打ちたいから、シャフトの挿す向きを変えよう!といった感じだった様です。

筆者の経験としては、某プロゴルファーに「この向きに挿して欲しい」と言われ、その後測定器でスパインの位置を測定したらそのプロが言っていた場所とぴたりと一致したという事もありました。

ので、【シャフトのスパイン調整によってしなり方が変わる】というのは事実としてあると思っています。

しかしながら、それを感じられるのはスイングが安定しているゴルファー(ツアープロレベル)かつギアに造詣の深い敏感な人に限られるのかもしれません。

アマチュアではその効果を明らかに体感として感じる事は難しいかもしれませんが、大まかな印象として現れるケースが多いと思います。

例えば、なんとなくOB少なくなったなぁとか、8番アイアン苦手だったんだけど最近克服したかも。

といった具合です。

ただ、自分の技術が向上した効果の可能性もあるので見分けをつけるのは難しいかもしれません。

もう一つの効果としては

【私のクラブはここまで調整してあるから大丈夫】という安心感が持てる

という事です。「ミスったら自分の技術のせい」と割り切る事が出来るようになります。

むしろこのようなメンタル面の効果の方が大きいかもしれません。

スパイン調整の効果は科学的な裏付けが未だなされていませんので、否定論を唱えるかたも多くいます。

スパインの測定/調整の方法 ロゴの向き

測定方法

基本的にシャフト単体の状態で行います。

センターフレックス計やシャフト剛性測定器と言われる物を用いてスパインを測定します。

先端寄り・中央・エンド寄りの3か所を基本に、他さらに細かく5か所位測定する場合もあります。

シャフトのロゴとスパインの位置は揃っていない事が殆どですので、ロゴの位置はランダムでどこに来るか分かりません。

調整方法

スパインの場所が特定できたら、どの向きで挿すかを決めます。※スパインの場所=しなりにくい

主に以下の2つの方法が一般的です。

スパイン縦方向:構えた時に正面方向にスパインが来るように組み立てる。ヘッドのトゥダウンを抑え飛球線方向(飛ばす方向)にスムーズにシャフトが動くようにする。

スパイン横方向:Goodスイングをしたときに左に引っかかるのを抑える。あえてトゥダウンをさせて打点をヒール寄りから芯に当たるように移動させる。

今までは、縦方向にセットするのが主流でしたが、最近の科学的なクラブの動きの解析結果からは、インパクト時にロフトが寝るのを防ぐ/フェースが左を向くのを抑える、またヒールヒットする方が多いのでスパインは横方向にセットして(柔らかい所を縦に)【トゥダウンさせた方が良い】という理論に変わりつつあります。

どこでやって貰える?費用は?

ゴルフ工房・プロショップの中でも、測定器具を持っている所に限られます。

今はインターネットやSNSで情報が出ていますので、腕の良いショップを探し当てましょう。

私の経験上、2~3割程度のショップさんしかスパイン調整は行っていないと思われます。

測定器具が高価な事と効果の科学的な裏付けがされていない事が主な理由でしょう。

量販店等ではまず対応不可だと思います。

スパイン調整サービスのお店

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費用

工房でオーダーメイドでクラブを作るような場合はサービスや数千円でやってくれる所が多いです。

使用中のクラブをスパイン調整するとなると、ヘッドとグリップを一旦外して組み直す必要があるので、シャフト入れ替え工賃+グリップ交換代+スパイン調整工賃がかかります。

1本 6~7000円は最低かかると思って良いでしょう。

メーカーはやらないの?

直接メーカーに聞いた訳ではありませんので推測の域は出ませんが、

メーカーは基本的にスパインの測定は行っていません。

例えば、シャフトロゴとスパインの位置を合わせるという作業は行っていないと思います。製造時のコスパの問題だと思います。

そもそも、ゴルフのルール上シャフトの一部に硬い所(スジ)があったり断面が円でなかったりするのは違反となってしまいますので、メーカー自らが「シャフトにはスパインがあります」とは言いづらい状況なのだと思います。

当然【科学的な裏付け】にも積極的なはずがありませんよね。

製造上どうしても出来てしまうものなので、暗黙の了解なのでしょう。そういう意味ではスパイン調整はルールギリギリのチューンとも言えるのかもしれません。

過去に本間ゴルフさんがスパイン調整済シャフト装着ドライバーを発売した事があります。私の記憶では大手メーカーでは本間さんだけですね。ただスパインの位置がどこにあるかは明言されてないような気がします。

ごく最近(2022~2023)発売のシャフトで(ツアーADやスピーダーNXシリーズ)スパイン位置測定を1000本近く行いましたが、何となく意図的にこの位置にスパイン持ってきてるかも?というのは感じています。
例 シャフトロゴの位置に合わせている。/元調子系は横方向にスパインがある。
等々。
メーカーは発表していません。信じるか信じないかはあなた次第です!
 

まとめ

いかがでしたか?

スパインなんて言葉聞いた事も無いという方が多いと思います。

だからこそOnlyOneでありたいゴルフフリークの心を揺さぶるチューンナップとして支持されているのだと思います。

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